2025年7月17日ジョン・コルトレーンの命日にサムデイで竹内 直 ts Old & New Deam Jazz Orchestraの ジョン・コルトレーン特集を聴いてきました。
2025年7月17日ジョン・コルトレーンの命日に
浅草サムデイで竹内 直 ts Old & New Deam Jazz Orchestraの
ジョン・コルトレーン特集を聴いてきました。
竹内直(ts)
赤塚謙一 (tp)(hr)
菊池立起 (tp)
忍田耕一 (tb)
伴田 裕 (bs)
中山拓海(as)
平倉初音(p)
工藤 精(b)
吉岡大輔 (ds)
という豪華なものです。
ピアニストの平倉初音は多分初めて聴く方です。
竹内直(ts)のピアニストへのこだわりを皆さんご承知の通りで、彼のグループに参加したピアニストの顔ぶれを見ればいかに、厳選しているかよく分かります。
今夜の楽しみの一つです。
さていよいよ。ライブが始まります。
竹内直(ts)のアナウンスで、
第1セットが、主にコルトレーン中期までで、
ブルーノート、アトランティック録音時代の作品を取り上げ、
第2セットはインパルス以降の作品中心です、
メインに至上の愛の4曲を一挙演奏との我々コルトレーンフリークにとっては、豪華な企画です。

一曲目は、モーメントノーティス
まず、独特の工夫が凝らされたアレンジに驚きます。
Old & New Deam Jazz Orchestraのアレンジにはいつも、そのセンスの良さと独特の味わいの深い工夫に唸りますが、コルトレーンナンバーではさらにコルトレーンの目指した世界をビッグバンドで再現しようとしているかのような緻密さと豪快な合奏に圧倒されます。
伴田 裕 のバリトンが美事なラインを美しく力強く決めていきます。
竹内直のテナーが普段よりストレートのトレーン寄りのフレーズで熱く歌いまくり、フィナーレには竹内直節爆発のカタルシスに!!
最初の曲から注目の平倉初音のピアノのトレーンナンバーに求めらパワーを充分発揮しながら、彼女のピアノ音は常に美音で破綻しません。
2曲目は、ブルースマイナー
忍田耕一のトロンボーンが自在に歌い語り叫びます。!1
この曲のアレンジも予想外の展開で素晴らしい。
3曲目は、大名曲のジャイアントステップス
こちらのアレンジも想定外の展開で唸ります。
伴田 裕 のバリトンが難曲にも美事なテクで歌い踊りパワフルにバリトンからグルーブを引き出します。
いまや棋界で確固とした位置を見いだした中山拓海のアルトが、これでもかという具合に、凄まじい速度でカッコイイ旋律を紡ぎ出していき、聴衆を圧倒します。
4曲目は、ナイーマ
こちらのアレンジもミディアムのハードバップのようなアレンジで名バラード曲を巨大化していきます。
平倉初音の粒達の良い音色から美しい旋律線が次々に紡ぎ出されます!!
素晴らしいピアノソロ!!
竹内直の深い呼吸のテナーソロに、
これぞエルビンだという強烈なスネアソロを決める
吉岡大輔のドラムが圧倒的です。
5曲目はレイジーバード
変拍子を入れるなど大胆なアレンジで曲が壮大に開始します。
中山拓海の圧倒的な切れ味のアルトソロが凄い!!
吉岡大輔の強力なドラムソロ!!
6曲目はメンバーによる変拍子のからまった手拍子で開始するアフロブルーです。
このアレンジの凄さにも驚きです。
アフリカプラスのドルフィーのあのバンドの咆哮のイメージのアレンジのようです。
竹内直(ts)の胸の張り裂けるテナーの絶唱!!
2セット
インパルス時代の作品から
竹内直(ts)の最愛のクレッセント
荘厳なイメージのアレンジ
平倉初音の心揺らせる美しいピアノソロ
アンサンブルの絶妙な調和!!
工藤精(b)のこれぞギャリソンかと言うべき野太いベースソロ!!
そして本日のメインの至上の愛 組曲
4曲連続して演奏しました。
カルテットによる演奏で表現しきれないコルトレーンの曲に込めた詩情を拡大するかのような分厚いハーモニーのアレンジが素晴らしい。
工藤精(b)の例のリフをベースが続けます。
忍田耕一 の力感溢れ、かつ叙情的トロンボーンソロ!!
「ア ラブサプリーム」の歌声をはさんで、
工藤精(b)の歌心あふれるベースソロ!!
平倉初音の詩情溢れ、素晴らしい切れ味のピアノソロ
竹内直(ts)の全ての既成概念を打ち破る圧倒的なテナーソロ!!
吉岡大輔の至上の愛の世界観を表出するようなドラムソロ!!
伴田 裕 の青白い炎が燃えるバリトンソロ!!
ベースが黙示録を語るかのような呪術的なソロで世界を開けていきます。
赤塚謙一ホルンがメロディーにソロに歌いまくります。

忍田耕一トロンボーンが叫び、
平倉初音のピアノが大胆に歌います。
工藤精(b)がリフを刻む!!
圧倒的なバンド演奏の至上の愛でした。
実は私は、至上の愛がコルトレーン作品では一番苦手で。多分レコードも数回しか聴いていない。
フランスのライブ盤でも苦手でした。
音楽以外の要素が作品に混入していることが原因で苦手になっていたかもしれない。
それが、今回の壮大なスケールのアレンジでは、曲本来持っていた叙情性と巨大な構造性がより理解しやすくなっていました。
初めて至上の愛の本質に近づけたような気持ちになりました。
ラストナンバーは
インプレッションズ
アンサンブルによる火が出そうなテーマを聴くと思わず涙が出そうになります。
菊池立起の熱くて絶妙なフレーズの強烈なアタックのトランペットソロ、!!
中山拓海のほとばしるエネルギーあふれるアルトソロ!!
竹内直(ts)のテナーと吉岡大輔ドラムの強烈なインプロの展開は圧巻です。
テーマに戻りそこからアンサンブルは集団即興状態に入り、
再び竹内直(ts)のテナーからテーマに戻り壮大なカタルシスを迎えます。

アンコールはコルトレーンのブルース
名手揃いのメンバーによる火を噴くようなソロの応酬に圧倒されました。
あっという間の2ステージでしたが、7月17日にこれほどの密度の濃いコルトレーンナンバーの演奏を聴けた幸福感に感謝です。








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