投稿

4月, 2025の投稿を表示しています

2025年4月14日 早川由紀子クインテット @新宿ピットイン 早川由紀子(P) 赤塚謙一(ホルン、Tp) 竹内直(Ts,Fl.Bcl) カイドーユタカ(B) 小松伸之(Ds)

イメージ
  今日も新宿ピットインでした。   早川由紀子クインテット 早川由紀子(P) 赤塚謙一(ホルン、Tp) 竹内直(Ts,Fl.Bcl) カイドーユタカ(B) 小松伸之(Ds)でした。 最高の五重奏演奏だった。       早川由紀子の端正なピアノ。 この人のピアノは美しい。 ありがちな強奏しすぎも、ラインの中で誇張した濁りなどが一切見られない。 ミンガスの曲での強い打鍵、フリーな曲調の場面のパーカッシブとも言える演奏でも、美音を失わない。 審美眼の高さゆえなのでしょうが。 竹内直の緻密で充実したテナーサックス、フルート、バスクラリネット。 円熟の極みともいえる全ての余分な音をそぎ落とした日本刀の輝きのようなテナーサックスのサウンド。 赤塚の巧みな手腕からバップソロをグルーブするホルンに歌心豊かなトランペット、 カイドーユタカの重く深いベースがラインを進めます。 ソロではカイドーならではの異次元の世界に目を見張ります。 音楽の中心でグルーブする小松のドラム。タイプは違うが、アンサンブルの中心で音楽をすすめながら、ここでか!というタイミングでスネアショットやシンバルの一発にエルビンと同質の雰囲気を感じました !! この強力なアンサンブルとそれぞれのソロを堪能できるのは幸せなことだと痛感しました。

春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵 東京都府中市立美術館

イメージ
  府中市立美術館で江戸時代の油絵展鑑賞。 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵 東京都府中市立美術館      少ないながらも油絵が輸入され、それをまねて描く画家がいた。代表的な画家が、司馬江漢(1747-1818)と亜欧堂田善(1748-1822)の二人です。 江戸時代に西洋絵画を導入した二人。 これまでも、展覧会等で観てきたが、今回 府中市立美術館でまとめて展示されているのを拝見して、二人ともヘタウマなのでは無く、凄まじいデッサン力を有していながら誇示せず、逆に、セザンヌやゴーギャンのような独自世界を喜々として描いていることを痛感しました。     彼方に狩野派、南蘋派、谷文晁、文人画、浮世絵、 平賀源内の影響があり、 遠近法、明暗法の導入、銅版画の作成を始める。 油絵に初めて取り組んだ画家として教科書に載るが、その画力は棋界では正当に評価されていなかった。 江戸絵画への理解が深まるにつれ、この二人の巨匠の評価は爆上げ。 何より画力が凄く高い。 司馬江漢は、銅版画で最新の世界地図を描いたり、完全に西洋画を模倣したり大活躍です。 私が強くうたれのが、何度も描いている七里ヶ浜の海と空の表現。 空と海の青の多彩な表現。 空の画家とまで言われる地平線を画の下部に置いて遠近法で空を空気感も含めて緻密に描く技の凄さよ。 登場人物が何だか可愛い。ここが凄いところ。 亜欧堂 田善(あおうどう でんぜん)江戸時代後期の洋風画家、銅版画家。 白河藩。 紺屋だった兄・丈吉の仕事を長い間手伝う。 白河藩藩主であった松平定信に経緯は不明ながら、取り立てられ扶持を賜る。 谷文晁や司馬江漢に師事したとも、定信に仕える蘭学者とも、長崎のオランダ人に学んだともいわれる。   亜欧堂 田善は、着色画では、墨堤観桜図、甲州猿橋之眺望、七里ヶ浜遠望図、七里ヶ浜図が圧巻です。  銅版画では東都名所図、新訂万国全図、コロンブス謁見図などが素晴らしくて感動しました。 緻密な銅販の線描による圧倒的な遠近法による風景の表現力は素晴らしい。 凄まじい筆力を持ちながら、よくみると、人物だったり、風景などのバランスがおかしい。 明らかにアブストラクトな風味がある。 面白がっているのか、眼前景色を否定しているのか、どう解釈すればいいのか。...